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2006年11月18日

いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」

プラネタリウムに捨てられていたふたごのテンペルとタットルの物語。プラネタリウムの解説員である「泣き男」に育てられた二人。やがて一人は手品師に、一人は郵便配達員になる。ふたりは離ればなれになってしまうけれど、「たったいま誰かが自分のとなりにいて、自分とおなじものを見て喜んでいる」と、心から信じてそれぞれの人生を歩んでいく。
プラネタリウム、そして手品。どちらも本物ではない。「だまされる才能のない人間はさみしい。」とそんな文章があったけれど、ほんとにそうだと思う。プラネタリウムに祖国の空を観たり、手品の仕掛けにこころから感動したり。「どうせ種があるんでしょ。どうせ偽物じゃん」そんな風に思っていたら、人生の楽しみが半分になってしまうよね。ほんとうに、生きていく上での楽しさ、悲しさ、苦しみがつまった物語。何度も読み返したい、そんな物語です。

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コメント

はじめまして。
素敵なブログ発見!と小躍りしながら書き込みさせていただいています。
わたしは20歳を過ぎた頃から思い出したように本を読み漁り今では立派な活字中毒です。
もうすこし早く自分の読書魂を目覚めさせていたら夏休みの読書感想文の宿題も苦にならなかったはずなのに・・悔やまれます。

あらら、勢いあまって自分のことをべらべらと・・

本を選ぶときには大いに参考にさせていただきますm(__)m

またおじゃまさせていただきます♪

投稿: jewel-cancan | 2007年1月 3日 14時27分

コメントありがとうございます♪
本を読むって、ほんとに楽しいですよね〜。あとで読み返して恥ずかしい感想もたくさんありますが、ぜひまた遊びにきてください!
今年もたくさん本を読むぞ!

投稿: nocchi | 2007年1月 6日 22時31分

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